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Category :  眼鏡×片桐←御堂
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・本多・片桐しか出てません(眼鏡の出番がなくてすみません)

本多・片桐の会社がらみの二人も好きでついつい

*誤字・脱字がありましたらご連絡頂けるとありがたいです。


土日の休日疲れやボケが残り、仕事に中々打ち込めない月曜。

ひきりなしに電話が鳴り響く事務所に
片桐は自席に座り、先週の金曜に依頼された仕事を考えていた。

――今回のプロジェクト、営業担当を誰にしようか…
やっぱり、ここは本多君が安心して任せれますよね

うんうんと納得しながら、本多の席を見るが本人の姿はいない。
事務所を見渡すし、人並みより背が高く目立つ彼だが見当たらない。
片桐は首を傾げ、近くにいた課内の子に聞いた。

「あれ、本多君はどこに行ったのですか?」
「本多さんなら、資料室に行きましたよ」

課内の子が、丁寧に資料室に指をさした。

「そうだったんですね、事務所を見ても居ないはずだよ。教えてくれてありがとう」

片桐は笑みをこぼし、課内の子もつられて笑う。

席を立ち、資料室に向かう片桐。

最近、資料まとめばかりで大きな仕事を受け持ってない本多君が
このプロジェクトの話を聞いたら食いついてくるだろうなぁ…

片桐は本多の喜び様が容易に想像でき、顔が緩くなる。

資料室のドア前まで来た片桐は、ドアをノックした。

「はぁ~い、開いてますよ」

ドア越しなのに、対面で話しているかのように元気で声が通ってきた。
探していた人に間違いなかった。

「中に居るのは本多君ですよね、片桐です。話があるので出て来てもらえませんか?」

資料室のドアが開き、本多が出てきた。
片桐も背の高い方だが、頭一つ分ぐらい違う本多の身長は間近に居ると、圧迫感すら感じる。

「よく俺がいる事わかりましたね」
「えぇ、本多君の居場所聞いてましたから」

本多は、なんだと言わんばかりに片手で頭を掻き苦笑した。

「で、話ってなんですか?」
「MGNから仕事をもらったのですが、その仕事の営業担当を本多君に…」
「ぜひ!やらせて下さい!!!」
気合の入った大きな声で遮られ、片桐は最後まで言えなかった。
本多の声は事務所中響き渡り、何事かと課内中静まり返り注目を一身に浴びている。

「快い返事をありがとうございます」
「もちろんですよ!断るわけないじゃないですか。
最近大きな仕事がなくって、資料作りぐらいしかしてないから体がなまっちまってさ!!!」

デスクワークも大切なのにと、内心思いつつ心底喜んでいる本多を見ると
彼に頼んでよかったと片桐は微笑んだ。

「では、僕は資料を持って行きますから本多君は先に第3会議室に行って下さい」
「わかりました!」

足早に会議室へ向かう、本多の背中に向けて片桐は呟いた。

『大変な依頼ですが、本多君ならきっとやり遂げれます』

片桐は席に戻り、必要な資料を集め課内の子に『席を外すので何かあったら携帯に連絡下さい』と、
言付けし会議室に向かった。



第3会議室は、普段あまり使われていない小さな会議室で
片桐、本多の二人だけ使うには少しスペースが開いている程度な部屋だった。
先に着いていた本多は、席に座って片桐を待っている。
片桐は、ホワイトボードの前に立ち話を進めていった。

「……と、言うプロジェクトです」

一通り、今回の仕事を説明した片桐に本多は不服そうな表情をしている。

「その仕事…、ただ1課の尻拭いをしろって言ってるようなもんじゃないですか」

腕を組み、大きなため息をつく本多。

「まぁ、それを言われたら元も子もないです」

本筋のど真ん中をつく本多に、片桐は苦笑する。

「そこで、なぜ定番商品が売れ行きが落ちたのか調べてみたんです」

片桐は、本多に資料を渡した。
本多は数枚閉じてある資料に目を向け、内容を見て首を傾げる。

「これ、納入先のリスト一覧じゃないですか」
「そうなんです、このリストを見て気が付く所ありませんか?」

片桐に質問を投げかけられ、本多は資料をくまなく見ていた。
何かを思いついたのか、資料を何度もめくり独り言のように話す。

「納入先に、あのドラッグストアーが載ってない…」
「さすが本多君、察しがいいです」

資料から片桐に目を向けた本多に、片桐は笑みを返した。

「資料に載ってない狙いのドラッグストアーは、地方から開店したみたいです。
『地域密着』をモットーとしたこの薬局、今や全国展開にまで進出し勢いがあり
TVの取材など取り上げられ、注目の会社です」
「けどそんなドラッグ店、1課が見逃すわけがないですよ」
「1課が見逃すはずがないのに、どうして納入先リストにはないと思いますか?」

本多は、何かを閃いたのか椅子から立ち上がった。

「口説き落してないんだ!」
「そうなんです。営業がうまくセールス出来なかったんですね」
「じゃあ、この薬局の営業が上手くいけば1課よりも営業上手って事に…
片桐さん俺、やってみせますよ!!吉報を待ってて下さい!!」
「1課でも取引が上手く出来なかった相手ですから、一筋縄じゃあ…」

片桐の助言を聞こえてないであろう、本多は颯爽と会議室から出て行ってしまった。

熱血漢な所、本多君らしいなと片桐はくすっと笑い、手元に資料を集め会議室を後にした。



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