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Category :  眼鏡×片桐←御堂
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一ヶ月以上、放置して申し訳ないです。

プライベートで、書ける状況ではなかったため遅れに遅れました。
(夏休みが入りお守やらなんやらで……)

これからは、ちょくちょく更新をして行きたいです。

こんな稚拙な物を待ってる方はみえないy…
もし、みえたら嬉しいな

この話で書きたい事は
・課長ヤバイ目にあう(身体的に)
・眼鏡と課長の気持ちのすれ違い
・御堂が片桐に惹かれる過程

中々話の展開が進まない……

拍手本当にありがとうございますvvvvv
原動力ですvv
資料室の事件から四日経ち、御堂との約束日になってしまった。
片桐は、会社の壁に貼ってあるカレンダーを見ては溜息をこぼしていた。

――御堂部長が直々に僕なんかを誘うって事は……、雑務を任せられるのかな……
  でも、お礼がしたいって言ってたから雑務なわけないか。う~ん……

片桐の頭に憶測ばかり、飛び交っている。

「片桐さんどうしたのですか?」

不意に背後から元気な声が聞こえ、片桐は驚きの余り肩を震わせた。
背後にいる人物は、確認しなくても分かったが片桐は、声の主の方向に身体を向けた。

「いえ、なんでもないです。気を遣ってもらってすみません」

「そうですか?いやぁ、悩み過ぎも身体に毒ですから、俺でよければいつでも相談に乗りますよ」

「ありがとうございます。そうですね、いつか相談に乗って下さいね」

屈託のない本多の笑顔に片桐は癒され、仕事仲間に気に掛けさせてた自分を戒め、
頭を仕事モードに切り換えた。

「本多君、例のドラッグストアー件だけどMGN商品納入OK出ましたか?」

片桐の話を聞くや本多は肩をがっくりと落とし、答えを聞かなくても本多の態度を見れば
一目瞭然だった。

「いやぁ……、このドラッグストアー曲者でして
『MGNの商品全部ではなくて、サプリメント一種類だけでも店頭に置いて頂けないでしょうか』
と言っても、相手は
『上の者に聞いてみない事には…』言うから担当の方を呼んでもらおうとしたら
『担当の者は、別の場所にいるので連絡先の名刺をお渡しします』
って言われて、名刺もらったんですよ」

身振り手振りで話を進める本多に、その時の本多の状況が把握できるぐらい分かりやすく
片桐は苦笑いをした。

「名刺の連絡先に、アポとろうと電話したらキクチと名乗っただけで門前払いみたいな扱い
だったんですよ。社交辞令的な否定すれば納得できるのにさ。実際に相手の会社に行ってたら、
どうなってた事か……。あんときは久々に頭に血がのぼりました。んで、決意したんです」

「決意って…」

「絶対に、取引先にして、顧客にして!!口説き落としてみせると!!」

片手で拳を握り、本多の背景に熱く燃えたぎる炎が垣間見えた気がした。
一人暴走気味になっている本多に片桐は落ち着いてと声をかけた瞬間ふと、ある事に気がつく。

「そのドラッグストアーの商品を納品・取引扱ってる会社、変ですよね……」

急に何を言い出すかと思えば、相手を変と言う片桐の発言に本多は驚いた。

「変と言うと何がです?」

「全国の薬局でもMGNの商品は少なからず店頭に出回ってるのに、何故か例のドラッグストアーだけMGNの商品が取り扱ってないのですよね……」

「何故、片桐さん知ってるのです?」

「前に買い忘れた事があって、近くにあった薬局があったんです。それが例のドラッグストアーで、そこで買い物してたらMGNの商品にないのに気がついて
店員さんに聞いたら、どの支店にもMGN商品は置いてないって言われて」

「それは妙ですね……MGNの商品は薬局に置いてあって当たり前なのに……意図的な物を感じますよ」

「いえ、意図的とか早合点な考えは良くないですよ。けど、警戒して挑まなければいけない相手な気がしますね」

片桐の言葉に、うんうんと頷きながら聞いている本多。

「もし何かあったら連絡下さい。僕じゃ役不足ですけどすぐに駆けつけますから」

片桐は苦笑いしながら僕で務まるのかなとかぼやいていたが、本多には片桐の言葉が背中を、押してくれた気がして本多のやる気が一層増した。

「片桐さん!ありがとうございます。片桐さんのひと押しのおかげで、みなぎって来ました!!」

「っしゃーー!!」と声に出し、気を引き締め本多は自席に戻っていく後ろ姿を見て、片桐は本多のがんばりが空回りしなければいいなと、切に思った。

――僕も、もう少し調べる必要があるかも……

片桐も席に着き、ルーチンワークをこなす間に会社の素性を調べていた。

そうこうしている内に、約束の時間に刻々と近づいていく。



「片桐課長お先に失礼します」
「課長お疲れさまです、お先に~」

周りに居る課内の人の声に声を掛けられ、片桐はPCから目を離した。
辺りをキョロキョロ見渡し、窓から入る日光がうす暗くなっている事に気がつく。

「課長、お昼も食べずに仕事に没頭してましたね。時間、定時とっくに過ぎてますよ」

課内の人が片桐課長、時間忘れるまで仕事してがんばり過ぎですよと笑みを含みつつ言いながら、8課を去って行った。

――えっ、今なんて……定時をとっくに過ぎている……って

恐る恐る時計を時刻をみると、18時50分をさしていた。

「えええっ!?もう、こんな時間!?どうしよう……、PC立ち下げて支度して正門まで行くにしても5分以上はかかるよ……」

御堂部長は時間にも厳しいと有名で、会議があると5分前集合が当たり前。
仕事でもそのスタンスで通している事は、プライベートでも同じ事が言える。
片桐はあたふたしながら、PCを立ち下げる作業をPCが自動でしている間、身支度を整えようとしていた。
その時、PCのエラー音が8課の事務所に鳴り響いた。

――なんで急いでる時に限って、こうなるの!?

片桐でも対処できるエラーだったが、急いでる余り気持ちが動揺して対処出来ず、片桐がPCをいじればいじる程余計に複雑にさせる。
片桐の手に負えなくなり、エラー音が空しく鳴り続ける。
咄嗟に片桐は机にある時計を見たが、時は残酷で針は55分をさしていた。

――もう駄目だ、間に合わない!!正門に行こう!!!

片桐はエラーで止まっているPCを後にし、駆けようと足を踏み出した瞬間、机の端に足をぶつけてしまう。
走りだそうとした力と机に当たった反動で片桐の身体はぐらつき、そのまま後ろに倒れそうになる。

「危ない!!」

緊迫した声が片桐の耳に飛び込んだ瞬間、片腕に凄い力で倒れる方向とは逆に引っ張られた。
顔面に堅い壁を受ける衝撃を感じ片桐は痛みを伴いつつ、状況を把握できずにいて茫然としている。

「大事はないか?」

片桐のこめかみ辺りに声が聞こえ、話す時に一緒に出る吐息がくすぐったくて片桐は俯こうとしたが出来なかった。
目の前にスーツらしき物が俯く事を遮りっていたからだ。

「えっ!?なんっ!?」
「本当に大丈夫か?よくドジを踏むとは聞いてきたが、ここまで酷いとは思ってもなかったぞ」

よくよく声を聞いていると、相手を見くびる言い方をするが声色は人を惹きつけ低めで落ち着きのある声の持主を
特定するのに時間はかからなかった。

「みっみっ、御堂部長!?」

御堂の胸に顔を預けてる状態だった。
片桐は自分の置かれた立場に恥ずかしくなり、顔が熱くなる。

「何かあったのか?」
「いえっ、別に何もっ……」

御堂が話す度に、こめかみに吐息が掛かり片桐はくすぐったくて顔を逸らす。
片桐が頭を動かした反動で、頬に片桐の髪が撫でるのを感じ御堂は今の今まで片桐に自分の胸を預けてた事に気が付いた。
御堂は片桐を、身体からやんわりと離した。

「すまない、すぐに片桐課長を離せばよかったものを……」
「こちらこそ後ろに転ぶ所を、助けて頂いて……」

二人の間に妙な空気が流れ、紛らすかのようにお互い苦笑した。

「助けるとは大袈裟だ」
「いえ、あのまま倒れていたら危なかったですし本当に助かりました。ありがとうございます」

片桐は、はにかみながら頬笑み御堂に頭を下げる。

「いや……、そこまで丁寧する必要ない。当たり前の事をしたまでだ」

御堂は片桐から目を逸らし、淡々と話す。
そんな御堂を見て、片桐は一層笑みをこぼした。
フンっと、溜息をこぼしつつ御堂は片桐に顔を向き直る。

「ところで先ほどから、エラー音が8課から聞こえてきたが何かあったのか?」

忘れてたとばかりに片桐は息をのみ、御堂に自分のPC前まで呼んだ。

「実は…、立ち下げようとしたらエラーが出てしまって……エラーの対処が出来なくて……」

隣で御堂がPCのモニターを見ており、片桐は申し訳なさそうに呟いていた。
片桐の言葉を聞いた否や、御堂は鋭い眼光を片桐に向ける。

「この程度のエラー対処が出来ないのか……」
「すみません……」

苛立ちを含んだ声で、段々と声のトーンが低くなっていき片桐を恐縮させた。
身が削がれる思いで片桐は首を下げ、委縮している姿を見て御堂は重い溜息を吐く。

「今は説明する時間がないから処理してくぞ」

片桐から目を離し、御堂はPCの対処に取りかかる。
御堂の見事なてさばきに片桐は感動し、自分のPCではないような処理の速さでモニターから目が離せなかった。

「すごい……って、出来るのが常識だろ……」

片桐は思っている事が口に出ていたらしく、恥ずかしさと申し訳なさで再度俯いた。
PCの立ち下がる特有の音が聞こえ、PCが直った証拠であり片桐は御堂に頭を下げる。

「二度もご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」
「以後、PCの知識を必要最低限付けておくように。……よし、約束の時間は過ぎてしまったがこれで行けるな」

片桐は御堂に助けられた事で、頭が真っ白になったせいか約束の事をすっかり忘れていた。
御堂が話す『約束』のフレーズで片桐は約束を思い出し、思わず素っ頓狂な声を上げた。
声を上げた瞬間、御堂の一段と鋭くなった視線を片桐に送る。

「まさかとは思うが、忘れてはなかっただろうな……」
「めっ、滅相もございません」

明らかに動揺している片桐を目の端に置き、御堂は三度目の溜息を吐く。

――よく今の今まで、8課を背負ってこれたな……

隣で目線を落としている片桐を見ては、御堂はある意味片桐に感心させられた。






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2009/09/26 22:29  #[ 編集]


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